谷繊維はOEMによりお客様のご要望に応えるべく、糸や生地の開発と並行したものづくりをこれまで進めてまいりました。
糸の太さと機械の適正番手、生地染色で使う乾燥機の種類の理解、生地幅の出し方、生地が伸びる分量や針穴への理解など生地特性への理解度は、カットソーのスペシャリストとして十分に信頼いただけるレベルにあるという自負がございます。
この技術・ノウハウで、より多くのみなさんのものづくりに貢献したいと考えています。
裁断と縫製だけの多くの縫製工場とは異なり、糸開発から編立・染色・裁断・縫製・仕上げまで一貫体制で生産いたします。
カットソーのことなら谷繊維にお任せください。
谷繊維ではMADE IN TOKYOにこだわり、糸の紡績から布づくり、縫製、染色までを一貫して対応いたします。
東京に生産現場があるからこそ、文化・トレンドを柔軟に取り入れたものづくりと、お問い合わせから納品まで約3ケ月というスピード対応が可能です。
ご相談内容によっては、即日のお届けも可能です（東京都内に限る）。
最小ロットは100枚を基本としていますが、それ以下の枚数でご要望の際も、まずはご相談ください。
私たちは最先端の機械だけに頼らず、手間がかかろうとも高品質の製品を生み出す工程を大切にしています。
その実現のため使用するマシンには、徹底的にこだわりました。
例えば世界で500台程度しか稼働していないとされる吊り編み機は100年前のものです。
1時間にたった1mしか編むことができなかったとしても、この吊り編み機から生まれる生地は、通常の生地の倍以上の強度があると言われています。
さらに1960年代のユニオンスペシャル社製のミシンを使用し、ヴィンテージ品のような味わいを演出。
最終的にはTシャツやスウェットは人の手で縫いあわせて、立体的なシルエットをつくりあげていきます。
谷繊維が所有するフラットシーマ四本針ミシンのうち2台は、60年代ユニオンスペシャル社製。
古き良き時代のヴィンテージ感のある縫製が可能です。
フラットシーマは本来肌着などを縫うのに適したミシンですが、カットソーなどの厚手の生地も縫えるように、谷繊維でカスタマイズしています。
そのため縫い目が通常のミシンのように盛り上がらず、平らで着心地がよくなります。
このミシンは全国的に少なく、縫製をご要望になるお客様からのお問い合わせが増えています。
和歌山から取り寄せた100年前の旧式吊り編み機。
現在は世界中で3、4社のみが扱うアンティークなマシンです。
1時間に1m程度しか編むことができず、生地の生産に時間がかかるものの、強度や経年変化さえ楽しめる風合い、空気まで編み込んだようなふんわりとした肌触りは唯一無二です。
服の印象は生地を構成する糸に左右されると言われています。
谷繊維はオリジナル糸の企画・開発に力を入れ、紡績工場との関係を強化。
自社での開発や海外の糸を仕入れることで、どこにもない独自性のある生地開発に常にチャレンジしています。
開発したオリジナル生地はすでに100種類以上あり、その中には世界で3～４社しか量産できないされる吊天竺・吊裏毛といった貴重な生地もあります。
私たちのものづくりは、バイヤーなど、服のプロフェッショナルとして働くみなさまからも高く評価されています。
糸から縫製まで一貫してすべての工程に携わることにより、コストを抑えることもできています。
ニット生地はシャツなどの生地に使われる布帛生地に比べて伸び縮みが大きいため、シワのない美しいシルエットの服をつくるには型紙の作成段階で、さまざまな技術と多くの知見が必要となります。
谷繊維ではニット生地の型紙をつくるパタンナー歴20年以上の経験豊富なニットパタンナーを製造現場に配置し、ご依頼内容ごとに最適な型紙を作成。
「谷繊維と同じ生地を購入しても、谷繊維さんの製品はふっくらしてかさ高がある」などと、谷繊維のパタンナーの技術力は高く評価されています。
生地の縮率を生地ごとに把握しつつ、製品洗いにより縮みが出た際に指示寸で仕上がるように調整しながら型紙を作成します。
パタンナーと縫製現場は最近では分業が進みに別々の場所の場所にいることが一般的ですが、谷繊維ではどの工程も目が行き届くようにすべてを1ヶ所に集約。
必要と感じたら即微調整が可能です。お客様の理想に近い製品づくりを丁寧にサポートします。
完成品や生産完了後の製品へのプリントと刺繍加工が可能です。
今ではかなり珍しくなった昔ながらのフロッキープリントやジェルプリント、その他最新機種のインクジェットプリンタによる多色刷り印刷まで対応いたします。
刺繍では、ボリューム感のあるサガラ刺繍もお任せいただけます。
谷繊維は、サステイナビリティ（持続性）を考えた服づくりもメーカーとしての責任と考えています。
そのため農薬をあまり使わないオーガニックコットンの糸、生産途中にでた端切れから作成した糸、和紙を原料とした土に還る糸を企画・開発し、環境に配慮した服づくりに注力しています。
日本は地震大国であり、新型コロナウイルスなどの感染症の拡大も、いつ発生しても不思議ではありません。
メーカーとしての供給責任を果たしていくために、谷繊維はBCP【事業継続計画】の考えに基づき、有事の材料（糸）から編立、染色などの原材料確保を常に考え、万が一の場合にも確実に製品が供給できる方法を確立。
国内生産だからこそ実現できる安定供給をお客様にお約束します。
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